2026.05.17
活動記録
会社研修に行ってきました(山口・長門湯本温泉)
2026年5月14日(金)〜16日(日)、合同会社イナヅマでは会社研修として、
山口県・長門湯本温泉で開催された「文化資本経営」をテーマにした
1泊2日の宿泊型セミナーへ参加してきました。
長門湯本温泉は、室町時代に開湯された約600年の歴史を誇る県内最古の温泉地。
そんな温泉街にある、山口県を代表する老舗旅館「大谷山荘」が
今回のセミナーの会場でした。
哲学者・山本哲士氏をはじめ、
温泉街の再生や地域経営に携わる実務家の方々とともに、
「これからの時代における地域と経営のあり方」について学ぶ時間となりました。
“何を作るか”ではなく、“どんな文化を育てるか”
今回の研修で強く感じたのは、
「良い施設を作ること」や「売上を伸ばすこと」だけではなく、
その土地にどんな関係性や空気、人の営みを残していくのか。
そんな“文化資本”の視点が、
これからの地域や企業にとって重要になっていくということでした。
長門湯本温泉のまち歩きから感じたこと
実際に温泉街を歩きながら印象的だったのは、「恩湯」の存在です。
600年以上の歴史を持つ共同浴場でありながら、
必要以上に大きくせず、“小さな湯坪”として残されていたこと。
そこには、「効率」や「大量集客」ではなく、
“この土地の湯治文化をどう未来へ繋ぐか”
という思想が感じられました。
また、大谷山荘を中心とした地域全体の動きも印象的でした。
宿単体で完結するのではなく、
温泉街の飲食店や公共空間
など、それぞれが関係し合いながら、まち全体の価値を育てていること。
「競争」ではなく、「文化を共につくる関係性」が生まれているように感じました。
土地に残る“生きる知恵”に触れる
研修期間中は長門湯本温泉だけでなく、山口県各地も訪れました。
株式会社百姓庵 代表・井上雄然さんのもとでは、
日本古来の製法による塩づくりを体験。
“塩”という、人類にとって当たり前でありながら
欠かすことのできない存在を通して、
自然との向き合い方や、昔から受け継がれてきた暮らしの知恵について
学ぶ機会となりました。
また、萩市では萩焼の歴史や、
都内から移住し萩焼を扱うお店を営む方のお話を伺い、
「伝統」と「現代の暮らし」をどう繋いでいくのかについて
考える時間となりました。
さらに、美祢市の特別天然記念物「秋芳洞」も訪問。
何万年という時間の積み重ねの中で形成された自然を前に、
人間の営みもまた“土地の時間”の中にあるのだと感じさせられました。
イナヅマが今後目指していくこと
私たちイナヅマは、茨城県内の企業や団体を中心に、
Web制作・SNS運用・映像制作・採用広報などを通じて、
企業のブランドづくりを支援しています。
特に私たちが大切にしているのは、
その地域で雇用を支え続けている中小企業の存在です。
どれだけ魅力的な地域であっても、
働く場所がなければ人は暮らし続けることができません。
だからこそ私たちは、
地域に根ざし事業を続ける企業の認知向上や採用支援に、
これからも力を注いでいきます。
一方で、今回の研修を通して、「文化資本」という考え方にも深く共感しました。
地域には、数字では測れない歴史や風景、人の営みや記憶があります。
そうした価値が受け継がれていくことで、
その土地らしさや誇りが育まれていくのだと感じています。
イナヅマとしては、
引き続き企業のブランディング支援を主軸に置きながらも、
自主的な活動として地域の文化や歴史・人々の営みを
記録し、発信し、未来へ繋いでいく取り組みにも挑戦していきます。
企業と地域。経済と文化。
その両方を大切にしながら、これからも茨城を耕していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。