日本初の「SDGs工業団地」を目指す、稲敷市下太田工業団地「iSIP(Inashiki Sustainable Industrial Parks)」のブランドサイト制作。環境省「令和7年度 地域ぐるみでの支援体制構築事業」の採択プロジェクトとして、活動の理念や取り組みを発信するWebサイトを企画・制作。17社の企業と行政が連携するプロジェクトの価値を整理し、地域内外へ伝わる情報発信基盤の構築を完遂した。
背景
● SDGsを「活動」ではなく、「地域のブランド」へ
稲敷市下太田工業団地では、企業17社と行政が連携し、日本初の「SDGs工業団地」の実現に向けた挑戦を進めていた。2025年には環境省の支援事業に採択され、プロジェクトを次の段階へ発展させるタイミングを迎えた。
一方で、業種や規模、SDGsへの理解度が異なる企業が参画するからこそ、個別の取り組みを並べるだけではプロジェクトの全体像が伝わりにくいという課題もあった。求められたのは、企業と行政の連携を一つの物語として整理し、地域内外へ継続的に届ける情報発信基盤。さらに、企業間の活動にとどめず、市民との接点を生み出す広報設計も必要とされていた。
施策
● Webとリアルをつなぐ情報発信基盤の構築
プロジェクト全体の理念やビジョンを整理し、iSIPを単なる企業のSDGs活動ではなく、官民民連携による地域プロジェクトとして情報設計。参加企業それぞれの取り組みや、工業団地全体が目指す未来を分かりやすく伝えるブランドサイトを企画・制作した。デザインでは、環境省支援事業としての信頼性を保ちながら、企業や行政だけでなく市民にも親しみやすい表現を重視。今後の活動を継続的に掲載できる更新性と運用性も確保した。
あわせて、2025年11月に開催された稲敷市文化祭へiSIPブースを2日間出展。11月1日は新利根公民館、11月2日は江戸崎中央公民館を会場とし、「おうちでSDGs」をテーマに、家庭で実践できるカーボンニュートラルの方法とメリットを紹介した。その際、市民との直接的なコミュニケーションの起点となる制作物(ポスター・リーフレット)の作成も一貫して行った。
成果
● プロジェクトの可視化と、市民との接点づくり
ブランドサイトの公開により、これまで複数の企業や行政にまたがっていたiSIPの理念、活動、目指す未来を一元的に発信できる基盤を整えた。企業ごとの取り組みを、稲敷市全体で進める一つのプロジェクトとして可視化。
稲敷市文化祭では、2日間のブース出展を通じて、企業や行政だけでなく市民へもiSIPの活動を届けた。SDGsやカーボンニュートラルを、家庭で実践できる身近なテーマとして伝える機会を創出した。
Webによる継続的な情報発信と、地域の場での直接的な対話を組み合わせたことで、プロジェクトへの理解と共感を育てる広報基盤につながった。
