共感を支援につなげる仕組みへ
茨城県内の社会課題に取り組むプロジェクトを、資金だけでなく人やネットワークなど多様なリソースから支える「いばらき地域デザイン基金(運営団体:一般社団法人ネットワーキングプラス)」の立ち上げに伴い、Webサイト・ロゴ・名刺を制作。
単なる団体紹介や寄付受付サイトではなく、社会課題や活動を知り、共感し、支援先を理解した上で寄付へ進める情報設計を実施。プロジェクト当事者自身が活動を発信・共有できる仕組みも取り入れ、茨城に「支援する文化」を育てていくための基盤づくりを支援した。
背景
●「寄付を集める」だけではなく、支え合う文化をつくる
少子高齢化、格差、気候変動など、社会課題が複雑化する一方、その解決に取り組む人や団体だけでは、資金・人材・ネットワークなど必要なリソースをすべて賄うことは難しい。
いばらき地域デザイン基金が目指したのは、個々の活動をプロジェクトとして可視化し、寄付やボランティアなど、それぞれができる方法で支援に参加できる仕組み。
立ち上げにあたり必要だったのは、基金の考え方を伝えるブランドと、初めて活動を知った人でも「なぜ支援するのか」を理解し、具体的な行動へ進めるWeb上の接点だった。
施策
●「知る・共感する・支援する」を一つの導線に
基金の理念や役割を整理し、ロゴ・名刺・Webサイトまで一貫したコミュニケーションを設計。
Webサイトでは、すぐに外部の決済フォームへ誘導するのではなく、まず各プロジェクトが取り組む課題や活動内容を理解できる詳細ページを用意。その上で寄付プラットフォームへ接続し、「知る→共感する→納得する→支援する」という段階的な導線を構築した。
また、プロジェクトページを当事者自身がSNSで共有しやすい構造とし、それぞれの活動にすでに存在する人とのつながりを、新たな支援へ広げられる仕組みを整備。
サイト公開後も、SNSを単なる寄付募集の広告媒体とするのか、長期的に寄付文化を醸成するメディアとして育てるのかなど、基金のあり方そのものを踏まえた情報発信について継続的に提案している。
成果
●プロジェクトの発信から、実際の支援へ
基金運営者だけが寄付を呼びかけるのではなく、プロジェクトを担う人自身が活動を伝え、その人のつながりから共感と支援が広がる流れを実現。
Webサイトを単なる基金の紹介ページではなく、社会課題に取り組む人と、それを応援したい人をつなぐ基盤として立ち上げた。
