城里町が実施する農業型地域おこし協力隊の募集イベント「くっつく」のPRを、「茨城ギャル」として支援。城里町の暮らしや農業、現役協力隊の活動をショート動画で発信するだけでなく、イベントへ実際に参加し、参加者や地域事業者、関係者との交流を通じて新たなつながりを創出した。
さらに、農業を学ぶ学生と城里町をつなぐ役割も担い、既存のコミュニティや自主開催イベントとも連携。SNSを入口に、実際の関係人口や将来の担い手候補へつなげるプロモーションを行った。
背景
●募集情報を届けるだけでは、移住や就農にはつながらない
城里町では、農業分野の地域おこし協力隊を募集する一方、農業の担い手不足という課題を抱えていた。
協力隊という制度を知ってもらうことはもちろん、応募後の暮らしや農業、地域の人間関係まで理解した上で城里町を選んでもらうことが、定着を考える上でも重要だった。
特に、現役協力隊員には農業系教育機関の卒業生もいる一方、比較的距離の近い農業系の学生へ、城里町の協力隊募集や町の魅力が十分に届いていない状況もあった。
そこで、SNSによる認知拡大だけでなく、農業に関心を持つ人と城里町を実際につなぐ広報が求められた。
施策
●発信・体験・人のつながりを一つの導線に
「茨城ギャル」アカウントでは、城里町の農業や暮らし、地域おこし協力隊、そして実際に体験できるイベント「くっつく」を紹介するショート動画を制作・発信した。
また、発信者自身もイベントに参加し、現役協力隊員や農家、町職員、県内外の参加者と直接交流。さつまいもの苗植え・収穫、古内茶、地元産米、果樹園などを実際に体験しながら、制度説明だけでは伝わらない「城里で暮らし、農業に関わること」の解像度を高めた。
さらに、親交のある鯉淵学園など農業教育機関との接点を活かし、将来の就農候補者へ協力隊制度を届けるための橋渡しを実施。
茨城ギャルが自主開催していた米づくりイベントとも連携し、「くっつく」参加者を翌日の収穫祭へ招待する一方、既存コミュニティの参加者を「くっつく」へ誘導。行政イベントと民間コミュニティを相互につなぐことで、単発のイベントでは終わらない関係づくりを行った。
成果
●SNSから、実際の就農相談へ
ショート動画をきっかけに、城里町での新規就農に関心を持つ1名を農業政策課への相談につなげた。
また、「くっつく」と自主開催イベントを横断した参加者交流により、城里町を一度体験して終わるのではなく、その後も農業や人とのつながりを持てる接点を創出。
制度を広告として伝えるだけではなく、発信する人自身が現地へ入り、自らのネットワークを重ねることで、認知から参加、交流、相談までをつなぐ募集広報となった。
